インプラントの治療成績

 インプラント治療は世界でも日本でも加速度的に普及してきました。今では世界中で毎年数百万本の治療が行われています。
 これだけ広く普及した大きな理由は、①治療効果の高さが人々に浸透してきた②治療技術が進歩してきた③インプラント治療を手掛ける歯科医師が増加してきた、などです。国内では約7万カ所ある歯科医院のうち約2万カ所がインプラント治療を手掛けているとみられています。
 患者さんにとって最も気になる治療成績はどうでしょうか。全国的な公式統計はありませんが、一般的には、治療5年後まで良好な状態を保っている症状は概ね96%以上、低く見積もっても95%以上あるとされています。また、治療10年後でもこの数字はわずかしか下がっていません。
 特徴的なのは上あごの治療成績よりも下あごの治療成績の方が良いことです。つまり、下あごよりも上あごの治療の方が、若干難しいと言えます。骨質の違いや解剖学的条件の違いが影響していると考えられています。

 

インプラント残存率

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上顎と下顎のインプラント残存機能率

   埋入本数  除去本数  残存機能率  除去率
上あご  4,126  182  95.60%  4.40%
下あご  3,419  73   97.90%  2.10%
合計  7,545  255  96.60%  3.40%