デンタルローンと医療費控除

 高度な支出となるインプラント治療ですが、一括して支払うのが困難な場合、デンタルローン(歯科治療専門のローン)を利用して分割払いする方法があります。ローン会社が患者さんに代わって治療費を支払い、患者さんはローン会社に定められた金額を毎月返済していくシステムです。
 デンタルローンを扱っているローン会社は数社あり、信用金庫などでも扱っているところがありますので、治療を受ける医療機関に問い合わせてみてください。
 また、インプラント治療費が年間10万円を超えたときは、確定申告で申告すれば医療費控除が受けられ、治療費の一部が戻ってきます。
 この制度は本人と家族の年間医療費がトータルで10万円を超えた場合に適用され、戻ってくる金額は総所得金額と年間医療費によって異なります。上限は200万円です。
 申告には医療機関の領収書が必要ですので、インプラント以外の治療費も含めてご家族全員の医療費領収書を保管しておきましょう。

 

医療費控除の対象となる項目

□ 医科、歯科に支払った医療費(保険部分および自由診療の支払い分)
□ 病気治療のために鍼灸マッサージ師に支払った費用
□ 入院費
□ 往診費
□ 薬代
□ 病気治療のため家で使用する目薬、マスク、絆創膏、湿布、水枕などの購入費
□ 不妊治療の検査や治療、薬代
□ 妊娠、出産にかかる検査や入院
□ 体外受精や顕微受精
□ 通院時の交通費
   (歩行困難な場合のタクシー代はOK。マイカーのガソリン代は対象外)
□ お子さんや老人の付き添いが必要な場合の付き添い者の交通費
□ 公共機関による通院が不可能な人の通院のための駐車場代

 

医療費控除の計算式と例

【医療費控除計算式】

1年間の医療費-保険金額等の受給額-10万円または所得の5%※=医療費控除対象額

【医療費控除の計算例】

・年間所得1000万円で、保険金など除いて200万円の医療費がかかった場合
200万円-10万円=190万円×33%(所得税率)=62.7万円(還付金)

・年間所得250万円で、保険金など除いて100万円の医療費がかかった場合
100万円-10万円=90万円×10%(所得税率)=9万円(還付金)

・年間所得150万円で、保険金など除いて50万円の医療費がかかった場合
50万円-7.5万円=42.5万円×5%(所得税率)=21,250円(還付金)